内臓脂肪と漢方

爆発的な「サプリメントブーム」で、今や、なんらかのサプリメントを試したことがある人はかなり多いことでしょう。サプリメントの中には、西洋医学 でいうところの“ハーブ”と、東洋医学でいわれるところの“漢方”があります。どちらも、健康的な生活を送るための補助として、現代人には欠かせない情報 となってきています。

メタボリックシンドロームという言葉が注目されるようになってから、漢方によって内臓脂肪を減らすことも注目を浴びているようです。内臓脂肪による肥満は「隠れ肥満」ともいわれるように、目に見えない内臓に脂肪がつくものです。

内臓に脂肪がつくことによって、正常な内臓機能に支障をきたすことになり、体内には、余分な老廃物・毒素・水分などがたまり、スムーズな代 謝ができなくなります。それらは、やがて、生活習慣病と呼ばれる「糖尿病」「血栓症」「動脈硬化」「高血圧症」などにも繋がるといわれています。

漢方薬には、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えたり、脂肪代謝を促進する効能があるといわれているものがあります。代表的なものとしては、防風通聖散(ぼうふうつしょうさん)・大柴胡湯(だいさいことう)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などでしょう。

体質にあった漢方薬を選ぶ

内臓脂肪を5%〜10%減らすだけでも、生活習慣病予防にかなり有効だそうです。肥満を、単に皮下脂肪と決めつけていた時代は終わりました。まず は、内臓脂肪がつきすぎて肥満に繋がっているのではないか、もう一度、食生活や、日常の不健康なライフスタイルを見直してみるべきです。

食生活も欧米化が進み、昔と比べると、かなり脂っこいものを食べるようになりました。中国も、脂分の多い料理が多いですが、漢方の考え方 によるお茶の文化も進んでいます。これらは、食生活文化と密接な関係によって、あるべくしてある先人の経験と知恵から生まれたものなのかもしれません。

伝承医学と呼ばれるものの中に、漢方も属するようですが、今一度、「内臓脂肪」などとは無縁だった時代の食生活を見直すこともよいかもしれませんね。漢方は、さまざまな生薬をブレンドしていますが、ご自分の体質にあった漢方薬を選ぶことが大切です。